ふたりの訪問者

night

「カッチャ・・・はい」

私は、亡くなった祖父のいとこが来たと思い、慌ててインターホンに出た。しかし、返事が無い。

「ドン!ドン!」と玄関扉が叩かれた。

「どうしたのだろうか?」と一瞬戸惑ったもののこの非常事態、いとこも慌てて返事を待たずに扉を開けようとしているものだろう・・・私はそう思い玄関まで鍵を開けに行った。

そして、私が玄関のカギを空けようと把手に手を掛けようとしたその瞬間・・・・

「ガチャガチャ」

鍵が掛かっているはずの扉の鍵が開けられた。

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